八幡砂垣(読み)やはたすながき

日本歴史地名大系 「八幡砂垣」の解説

八幡砂垣
やはたすながき

[現在地名]佐和田町八幡 野口・太屋山・田屋山

国府こうの川最下流部の新町しんまち(現真野町)から河原田かわはらだ町までの真野まの湾岸に設けられた砂防垣。慶長―元和(一五九六―一六二四)の頃までこの沿岸は砂におおわれ、風の強い日には飛砂のため往来が絶えたと伝える。寛永二〇年(一六四三)の八幡砂垣文書(岩木文庫蔵)によると、この年佐渡奉行伊丹順斎は新町村から八幡の間の砂浜柴垣を設けることとした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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