八千入(読み)ヤチシオ

デジタル大辞泉 「八千入」の意味・読み・例文・類語

やち‐しお〔‐しほ〕【八千入】

いく度も染めること。
「色深き袖の涙にならふらし千入ちしほ―染むるもみぢば」〈新拾遺・哀傷〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八千入」の意味・読み・例文・類語

やち‐しお ‥しほ【八千入】

〘名〙 (「しお」は染色の時染汁につける回数を表わす接尾語) 何度も染汁に浸して色を染めること。色濃く染めること。千入(ちしお)。やしお。
※新勅撰(1235)秋下・三四七「露しぐれそめはててけりをぐらやまけふやちしほのみねのもみぢ葉〈藤原範宗〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android