八千代A遺跡(読み)やちよえーいせき

日本歴史地名大系 「八千代A遺跡」の解説

八千代A遺跡
やちよえーいせき

[現在地名]帯広市八千代町

帯広市街地の南西約三〇キロ、日高山脈山麓に近い標高二八〇メートル前後に位置する縄文時代早期の集落遺跡農地造成に伴う発掘調査が昭和六〇年(一九八五)―同六三年に帯広市教育委員会によって行われ、縄文時代早期の暁式土器を伴う竪穴住居跡一〇三棟をはじめ土坑・焼土などの遺構、約九万点の遺物が出土した。

遺跡は1―5地点とよばれる調査区に分れ、住居跡は1地点から八〇棟、3地点から一二棟、4地点から一一棟が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android