入重玄門(読み)にゅうじゅうげんもん

精選版 日本国語大辞典 「入重玄門」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐じゅうげんもん ニフヂュウゲンモン【入重玄門】

〘名〙 仏語菩薩が仏になる前の修行階位。菩薩が仏になる直前、等覚(とうがく)の位において、さらに重ねて凡夫のとき行なってきた事を修めて、その一つ一つを理にかなうものとして照了すること。
平家(13C前)二「夫証城大菩薩は、〈略〉或南方補堕落能化の主、入重玄門の大士」 〔法華文句‐九上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android