入表間切(読み)いりむていまぎり

日本歴史地名大系 「入表間切」の解説

入表間切
いりむていまぎり

近世初頭、八重山に設置されていた行政区画。イリムティとよぶ。正保国絵図にはイリヲモテの訓を付す。両島絵図帳によると西表いりおもて島西半部の祖納すね干立ふだてい多柄たから浦内うらうち成屋なりやー船浮ふなき網取あんとうり鹿川かぬか八ヵ村と、与那国島全島の祖納すない島中んまなが長嶺なあんに鬚川ひない四ヵ村からなり、間切高一千三三六石余。寛文八年(一六六八)の琉球国郷帳も同高で、うち田方一千二六七石余・畠方五石余・桑役六二石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android