兜金・甲金(読み)かぶとがね

精選版 日本国語大辞典 「兜金・甲金」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐がね【兜金・甲金】

〘名〙
太刀の柄の先端をおおう金具
富樫記(1574‐80頃か)「太刀の甲金を追取のべ敵の裔波羅利々々々と薙伏せ」
和船の船首装飾金物の一種江戸時代弁才船関船のように、水押(みおし)に装飾用の下がり(=かもじ)をつける場合、その付け根を覆い、かつ水押先端にかぶせて装飾とする銅板製の金具。〔和漢船用集(1766)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android