兄籤(読み)あにくじ

精選版 日本国語大辞典 「兄籤」の意味・読み・例文・類語

あに‐くじ【兄籤】

〘名〙 近世頼母子講(たのもしこう)無尽講で抽籤する際、あらかじめ人数よりも一本多く籤を作っておき、最後に残った籤の一つ上の番号のものを当たり籤と定めるやり方、すなわち大坂籤で、当たり籤のこと。
※雑俳・柳多留‐三六(1807)「大坂は真田兄くじあたりなり」

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