僧伽藍(読み)そうがらん

精選版 日本国語大辞典 「僧伽藍」の意味・読み・例文・類語

そうがらん【僧伽藍】

〘名〙 (「そうがらんま(僧伽藍摩)」の略) 寺の建物総称伽藍
往生要集(984‐985)大文七「於爾時聚落内、近僧伽藍、数聞槌鐘

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「僧伽藍」の意味・わかりやすい解説

僧伽藍
そうがらん

伽藍」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の僧伽藍の言及

【寺院】より

…仏教の宗教活動の中心となる建物およびその所在する領域(境内)。精舎(しようじや),僧伽藍(そうぎやらん)(伽藍(がらん)),仏刹(ぶつさつ),寺(てら)などとも呼ばれ,仏舎利をまつる塔,仏像や諸尊像をまつり仏事供養を行う諸堂,僧侶の修行のための諸施設,布教のための諸施設などを含む。
[インド]
 仏教寺院は,釈迦が比丘(びく)たちの修行のため,雨季に一定の土地を画して(結界)止住させた(安居(あんご))ことに始まる。…

【寺院建築】より

…仏陀をまつるところを指す浮屠祠(ふとし)の名は後漢代から,学舎の意の精舎も魏・晋代(3世紀)から用いられた。南北朝(5~6世紀)ころから浮屠は仏塔のみを指すようになり,寺院全体はsaṃghārāma,āraṇyaの音を移した僧伽藍(そうぎやらん)(僧伽藍摩ともいう),阿蘭若などとも呼ばれ,また伽藍,蘭若などと略称されることが多くなった。
[形態と機能の変化]
 インドは乾季と雨季が明確で,乾季には広場で儀式や集会が行われ,雨季には僧房で安居の行をし,また仏陀を礼拝するのが伽藍のおもな機能であったが,中国では雨雪や極寒期もあって,一山大衆を屋内に収容し儀式や教学の集会を行う必要が生じた。…

※「僧伽藍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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