働蜂(読み)はたらきばち

精選版 日本国語大辞典 「働蜂」の意味・読み・例文・類語

はたらき‐ばち【働蜂】

〘名〙
ハチ(ミツバチ科、スズメバチ科など)の社会にみられる、生殖腺が退化して生殖不能な雌のハチ。食物採取育児、巣の維持防御の役を果たす。女王蜂に比べると小形。職蜂(しょくほう)。《季・春》
② ひたすら働き続ける人たちのたとえ。
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一六「働き蜂が多数雲集して孜々と働いてゐる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報