傷跡・疵痕(読み)きずあと

精選版 日本国語大辞典 「傷跡・疵痕」の意味・読み・例文・類語

きず‐あと【傷跡・疵痕】

〘名〙
きずのついたあと。きずのなおったあと。〔倭語類解(17C後‐18C初)〕
小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉一一「其椅子の足に見覚えのある疵痕(キズアト)
② 心に受けた痛手のあと。
※彼岸過迄(1912)〈夏目漱石二三「わが失恋瘡痕(キズアト)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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