偲ゆ(読み)しぬはゆ

精選版 日本国語大辞典 「偲ゆ」の意味・読み・例文・類語

しぬは‐・ゆ【偲ゆ】

連語〙 (動詞「しぬふ(偲)」の未然形に、助動詞「ゆ」の付いたもの) =しのはゆ(偲)
万葉(8C後)五・八〇二「瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして斯農波由(シヌハユ)

しのは‐・ゆ【偲ゆ】

〘連語〙 (動詞「しのふ(偲)」の未然形に助動詞「ゆ」の付いたもの) しのばれる。慕われてならない。自然に思い出される。しぬはゆ。
※万葉(8C後)六・九四〇「印南野の浅茅押しなべさ寝る夜の日長くあれば家し小篠生(しのはゆ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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