偏継(読み)へんつぎ

精選版 日本国語大辞典 「偏継」の意味・読み・例文・類語

へん‐つぎ【偏継】

〘名〙 文字遊戯一つ漢字の旁(つくり)を示して、これに種々の偏をつけた文字を次々と考えさせ、行き詰まると負けになるもの。一説に、「偏突(へんつき)」の意で、詩句の中などの漢字の旁を見せて、その偏を当てさせるものという。へんふたげ。
源氏(1001‐14頃)葵「碁うち、へんつきなどしつつ」

へん‐つ・ぐ【偏継】

〘自ガ四〙 偏継(へんつぎ)をする。
※公任集(1044頃)「宮の女房へむつかせ給ひし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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