偏勝(読み)へんしょう

精選版 日本国語大辞典 「偏勝」の意味・読み・例文・類語

へん‐しょう【偏勝】

〘名〙 一部がかたよってすぐれていること。ある部分だけがすぐれていること。また、あるものだけが多いこと。
童子問(1707)上「非気質偏勝耽奇騖高者之所得知也」
※柵草紙の山房論文(1891‐92)〈森鴎外逍遙子の諸評語「ヘエゲルが審美学にて、戯曲叙情叙事二門にて偏勝したる両義を合併したり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報