精選版 日本国語大辞典 「倩・熟」の意味・読み・例文・類語
つら‐つら【倩・熟】
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある。古くは「に」を伴うこともあった) 物ごとを念を入れてするさまを表わす語。つくづく。よくよく。念入りに。
(イ) じっと見つめるさま。熟視するさま。
(ロ) 物事を深く考えるさま。熟考するさま。
※霊異記(810‐824)下「伝燈の良匠にあらずして、強ひて訂(ツラツラ)この事をかへりみる」
(ハ) 深く嘆き、また反省するさま。
※今昔(1120頃か)二六「つらつらと歎き居たり」
(ニ) よく寝入るさま。ぐっすり。
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