倉床村(読み)くらとこむら

日本歴史地名大系 「倉床村」の解説

倉床村
くらとこむら

[現在地名]一宮町倉床

揖保いぼ川の源流域に位置し、南は横山よこやま村。北は富土野ふどの峠を越えて但馬国に至る。慶長国絵図に村名がみえ、その北に「ふどのゝ村」がある。領主変遷生栖いぎす村と同じ。正保郷帳では田方一三石余・畠方八五石余。下村氏手控帳(下村家文書)によると、寛文―延宝(一六六一―八一)には田二町二反余・畑一三町九反余、家数二九・人数一八九、馬四・牛二四、小物成は茶役一四〇匁・桑役(真綿)四貫余。元禄六年(一六九三)の宍粟郡村々反別郡玉帳(田路家文書)では鉄砲役銀一匁余、鉄砲所有数は猟用一・威し用四・盗賊用二。天保二年(一八三一)宗門改帳(倉床区有文書)によると、家数四六・人数二〇一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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