倉代(読み)クラシロ

デジタル大辞泉 「倉代」の意味・読み・例文・類語

くら‐しろ【倉代】

正式の倉の代用として設けた倉。仮の倉。
大嘗祭だいじょうさい供物を運ぶ輿こし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「倉代」の意味・読み・例文・類語

くら‐しろ【倉代】

〘名〙
① 仮に作った倉。仮の倉。倉として使われている建物
西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日「東南角院。南檜皮屋〈長四丈四尺広二丈〉、東檜皮倉代〈長五丈広一丈六尺五寸〉」
大嘗会(だいじょうえ)の供物を運ぶ輿(こし)屋形雛形(ひながた)肴物菓子などを入れた櫃(ひつ)を納める。
儀式(872)三「倉代十輿〈略〉次膳部卅二人」

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