倉ヶ崎村(読み)くらがさきむら

日本歴史地名大系 「倉ヶ崎村」の解説

倉ヶ崎村
くらがさきむら

[現在地名]今市市倉ヶ崎

北流する古大谷こだいや川西岸にある。河内かわち郡に属し、西は茶臼ちやうす山塊、北は大桑おおくわ村、南は倉ヶ崎新田。中央を南北に会津西街道杉並木が通る。倉崎・蔵崎・蔵賀崎とも記される。寛元三年(一二四五)のものとされる親鸞聖人門侶交名牒(茨城県西念寺蔵)に「倉ケ崎 誠尊 号藤田兵庫亮」の名がみえる。倉ヶ崎城東麓の集落に大永三年(一五二三)三月の紀年銘のある石造地蔵があり、「下州国大桑 蔵崎」と刻まれている。寛永二一年(一六四四)に日光領となったとみられる。慶安郷帳では同領で、田六斗余・畑一五九石余。日光街道鉢石はついし宿(現日光市)の定助郷村(文化一一年「鉢石宿助郷村々願書」福田正夫文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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