信玄公祭り(読み)しんげんこうまつり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信玄公祭り」の意味・わかりやすい解説

信玄公祭り
しんげんこうまつり

山梨県甲府市で毎年 4月12日以前の金曜日から日曜日に行なわれる,武田信玄遺徳を偲ぶ市民参加の祭り。武田信玄命日である 4月12日とその前日の祭りとして,1970年に始められた。第1回は 4月11日の前夜祭に武田軍陣出陣絵巻,12日の本祭に武田二十四将騎馬行列が行なわれた。今日では 3日間の中日(土曜日)が中心で,山梨県内各市町村や地元企業からの参加者が武田家の武将家来に扮して甲府市中心部を練り歩く甲州軍団出陣が行なわれている。甲州軍団は,武田二十四将隊,勝頼隊(→武田勝頼),信玄の母である大井夫人,信玄の正室である三条夫人,勝頼の母である湖衣姫(こいひめ)の各人物の軍団や行列からなり,武田信玄をまつる武田神社で戦勝祈願式を行なったあと,甲府駅前に集結して出発し,舞鶴城公園まで行進する。また,4月12日には武田二十四将騎馬行列が,武田神社と遊亀公園(ゆうきこうえん)とを往復する。

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