信濃衆(読み)しなのしゅう

精選版 日本国語大辞典 「信濃衆」の意味・読み・例文・類語

しなの‐しゅう【信濃衆】

〘名〙 江戸幕府交代寄合(こうたいよりあい)の中で、信濃国長野県伊那郡采地をもっている一万石以下の旗本。知久氏・小笠原氏・座光寺氏の三家をさす。これらの諸家は、柳の間詰めであった。→交代寄合
※文政三年武鑑(古事類苑・官位七八)(1820)「交代御寄合、柳之間、那須衆美濃衆、信濃衆、参河衆」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の信濃衆の言及

【交代寄合】より

…隔年か数年ごとに参勤交代をし,江戸城中では帝鑑間,柳間に席を占めた。表御礼衆20家(うち1家は1836年より新規),那須衆4家,美濃衆3家,信濃衆3家,三河衆2家に分かれ,ほかに2家があった。制度的起源はつまびらかではない。…

※「信濃衆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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