保品村(読み)ほしなむら

日本歴史地名大系 「保品村」の解説

保品村
ほしなむら

[現在地名]八千代市保品

かの村の南東に位置。中世星名ほしな郷とみえる。文和二年(一三五三)八月二八日の室町幕府御教書(神田孝平氏旧蔵文書)に「下総国(臼カ)井庄星名郷」とみえ、郷内の神村半分が大屋孫三郎入道に押領されていたため、中村親平の訴えにより下地を親平に引渡すよう下総守護千葉氏胤が命じられている。慶長七年(一六〇二)八月三日の検地帳(清宮家文書)によれば上田一町六反余・中田三反余・下田二町五反余、中畑四畝余・下畑七反余、屋敷一畝で、ほかに永不作の田二七町七反余・畑一二町余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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