俗子（読み）ぞくし

精選版 日本国語大辞典

ぞく‐し【俗子】

〘名〙

① 僧に対して、一般の人。俗人。俗士。

※蔭凉軒日録‐長享元年（1487）九月一二日「教僧以_レ剣、刺_二少年俗子_一者二所、俗子乃逝矣」

② 学問や風雅を解さない人。卑俗な人。俗物。俗士。

※艸山集（1674）二一・次韻慈忍「入_レ室友朋非_二俗子_一、満堂風月是高賓」 〔牟融‐題朱慶余間居詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【俗子】ぞくし

俗人。〔肋編、上〕王少（羲之）鵝(が)を好む。曹孟（操）に林救の事り。俗子乃ち鵝を呼んで右軍と爲し、を曹と爲す。

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出典　平凡社「普及版 字通」