侏離(読み)シュリ

デジタル大辞泉 「侏離」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐り【×侏離】

古代中国で、西方の異民族の音楽のこと。
異民族の言葉を卑しめていう語。また、音声が聞こえるだけで、その意味が全く通じないこと。
俗言は―の声多く」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「侏離」の読み・字形・画数・意味

【侏離】しゆり

西戎の楽。また、異族の理解しがたい語をいう。〔後漢書、南蛮伝〕(槃(ばんこ)の子女)衣裳班(はんらん)(はでやか)、語言侏離、好んで山壑(さんがく)に入り、曠を樂しまず。

字通「侏」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android