作況(読み)サクキョウ

デジタル大辞泉 「作況」の意味・読み・例文・類語

さく‐きょう〔‐キヤウ〕【作況】

さっきょう(作況)

さっ‐きょう〔サクキヤウ〕【作況】

農作物の出来ぐあい。作柄さくがら。さくきょう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「作況」の意味・読み・例文・類語

さっ‐きょう サクキャウ【作況】

〘名〙 農作物の出来具合作柄(さくがら)良否
稲熱病(1939)〈岩倉政治〉七「本年の水稲作況を次のやうに発表してゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の作況の言及

【作柄】より

…農作物のできの良否を示し,作況ともいわれる。作柄は平年作を基準として判定されるが,各年次の気象状況や病害虫の発生によって大きく変動するもので,単に農家の収益を左右するばかりでなく,社会経済に与える影響も大きい。…

【作況予報】より

…イネ,麦類,いも類,豆類などの主要作物の収穫量調査は,標本筆(耕地),特定筆の実測調査および任意に選んだ農家の郵送調査・面接調査・巡回調査を行い,各作物の10a当りの収量を推定し,作付面積を乗じて実収量を推定・算出する。その場合,収穫期以前の諸時期に生育段階に応じて作柄の概況を調査して,作況の予想(予報)を行う(収穫量の場合は予想収穫量となる)。米・麦については,古く1886年より全国的に,近年では主要果樹についても主要生産地で,調査・公表を行っている。…

※「作況」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」