作大将(読み)サクダイショウ

デジタル大辞泉 「作大将」の意味・読み・例文・類語

さく‐だいしょう〔‐ダイシヤウ〕【作大将】

農家作男さくおとこの中で、頭になる者。作大

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「作大将」の意味・読み・例文・類語

さく‐だいしょう ‥ダイシャウ【作大将】

〘名〙
① 農家の作男の中で、頭になる者。さくだい
※雑俳・柳多留‐八(1773)「麦ばたけ作大将が見あらわし」
稗蒔(ひえまき)という盆栽一種で、鉢に綿などを引き、水にひたした所へ稗をまいて芽を出させ、青田のように作ったものにあしらう、百姓姿の人形。笠をかぶりなどして田の横に立っているので、作男の頭に見立てていう。
※雑俳・柳多留‐一九(1784)「作大将ぐるみ三文でかい

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android