何道(読み)どのみち

精選版 日本国語大辞典 「何道」の意味・読み・例文・類語

どの‐みち【何道】

[1] 〘連語〙 (副詞化する前の過程的な表現) どの点。どの方面。「どの道にも」「どの道にしても」などの形で連用修飾句として用いる。
浮世草子世間胸算用(1692)一「どの道にも午房に替る伊勢ゑび」
[2] 〘副〙 いずれにしても。どっちみち。どういう経過をたどっても同じ結果になるという気持を込めて用いる語。
歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕「どの道わしはお糸を欺して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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