佐礼尾村
されおむら
[現在地名]三原町志知佐礼尾
松本村の南西にあり、西部は山地、東部は平地からなる。東端を松本川が北流する。貞応二年(一二二三)の淡路国大田文には、西神代郷のうちに「佐礼尾宮一所」とみえる。正保国絵図に村名がみえ、高一七八石余。天保郷帳では高二七七石余。反別戸数取調書によると反別一七町余、高二七六石余、うち蔵入高一六四石余・給知高一一一石余。給人は樋口内蔵助ら二人。ほかに八幡社領七斗余・神応寺領一斗余があった。家数三七・人数一九五。水利としては宮の下池(溜池)、西井手、奥河内村(現西淡町)の間河瀬池の用水と中島山路井手の余水の配分を受けるなどした。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報