佐才郷(読み)ささいごう

日本歴史地名大系 「佐才郷」の解説

佐才郷
ささいごう

和名抄」所載の郷。同書高山寺本・東急本とも訓を欠く。訓は「大日本地名辞書」によったが、名博本は郷名を「佐介」につくり、大同元年(八〇六)(新抄格勅符抄)に「佐牙神」、保安元年(一一二〇)頃のものとされる摂津国正税帳案・摂津国租帳(九条家冊子本「中右記」裏文書)には「佐牙神戸」、同じく摂津国調帳案(同文書)には「佐方神」がみえており、さらなる検討を要する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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