佐々木新田(読み)ささきしんでん

日本歴史地名大系 「佐々木新田」の解説

佐々木新田
ささきしんでん

[現在地名]聖籠町藤寄ふじよせ

北東は大夫だいぶ興野に接し、第四線砂丘列上に位置する。享保期(一七一六―三六)の阿賀野川まつさき掘割の開削以後開発され、元文期(一七三六―四一)新発田藩検地を受けた村落の一つと考えられる。寛政七年(一七九五)の御領分郷村附(三扶家文書)によれば、新発田藩五十公野組に属した。幕末の村高は二六七石九斗余(旧高旧領取調帳)。天照大神・河内大神・住吉大神を合祀する神明社がある。寛保三年(一七四三)村中寄進によって創建され、この時の名主は市島長左衛門、大工は村上町稲垣惣助であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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