住替(読み)すみかえる

精選版 日本国語大辞典 「住替」の意味・読み・例文・類語

すみ‐か・える ‥かへる【住替】

〘他ア下一(ハ下一)〙 すみか・ふ 〘他ハ下二〙
① 住む家をかえる。移住する。
※月清集(1204頃)百首「わがやどはをばすてやまにすみかへつみやこのあとを月やもるらむ」
芸妓奉公人などが主家をかえる。奉公先をかえる。
人情本春告鳥(1836‐37)七「かかる座敷の隣には和哥町より住(スミ)かへたる小ひな」

すみ‐かえ ‥かへ【住替】

〘名〙 すみかえること。住む所をかえること。特に、奉公人や芸妓などが主家を取りかえること。でがわり。くらがえ。
合巻・比翼紋松鶴賀(1823)「今に内方で折檻されるか住替(スミカヘ)に出されるか二つ一つ

すみ‐かわ・る ‥かはる【住替】

〘自ラ四〙 今まで住んでいた人が他の人とかわる。住み人がかわる。
壬二集(1237‐45)「深草や契うらみてすみかはるふしみの里も鶉なくなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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