伝宗庵(読み)でんしゆうあん

日本歴史地名大系 「伝宗庵」の解説

伝宗庵
でんしゆうあん

一一世南山士雲塔所。士雲は建武二年(一三三五)没。当庵は士雲自身が営んだものである(南山和尚行実)。同四年七月一四日に守邦親王姫宮が西御門にしみかど「大蔵・杉(谷)」の地を伝宗庵・定照じようしよう院に寄進(「沙弥道光奉書」県史三)。「空華日用工夫略集」によると、応安七年(一三七四)当庵で義堂周信・少室慶芳らが会合している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android