会計基準(読み)カイケイキジュン

デジタル大辞泉 「会計基準」の意味・読み・例文・類語

かいけい‐きじゅん〔クワイケイ‐〕【会計基準】

accounting standards企業の経営実績、財務状況を報告する財務諸表を作成するうえでのルール。→企業会計基準企業会計原則アイ‐エー‐エス(IAS)アイ‐エフ‐アール‐エス(IFRS)

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株式公開用語辞典 「会計基準」の解説

会計基準

貸借対照表損益計算書などの財務諸表は、決められた会計基準に従って作成されますが、すべての企業が同一の基準で決算を行っているわけではありません。財務指標を利用して投資判断を行う場合は、その企業がどのような会計基準で財務諸表を作成したのかを確認することが重要で、その会計基準は同一国の中でも選択の幅があり、また、国際間では更に幅広い会計基準が存在します。現在、「国際会計基準」という統一基準が作成されつつあり、日本でもこのような状況を反映して従来の「個別財務諸表」を中心とした制度から、「連結財務諸表」を中心とした制度への転換が図られております。

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世界大百科事典(旧版)内の会計基準の言及

【会計原則】より

…企業の経営者が財務諸表作成にあたって意図的に粉飾を行う可能性につき,会計士が監査してそれを抑制するためにも,会計方法の選択を一定の範囲内に制限する必要が認識されるようになった。このような事情から設けられる,会計方法の選択に関する指針あるいは規制を会計原則もしくは会計基準とよぶ。会計原則上,どのような会計方法が排除され,どのような会計方法が望ましい方法もしくは容認しうる方法として受け入れられるかは,それまでに発展してきた実務の大勢を受け入れるか,会計の目的もしくは基礎概念にもとづいて演繹(えんえき)的に導き出すかの二つのアプローチをどのように選ぶかによって左右される。…

※「会計基準」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」