伊良胡御厨(読み)いらごのみくりや

日本歴史地名大系 「伊良胡御厨」の解説

伊良胡御厨
いらごのみくりや

渥美町西部の伊良湖岬付近に設定された伊勢神宮外宮の神領地。「皇太神宮建久已下古文書」には「伊良胡御厨外給主同宮権神主貞村等 子細見于嘉承注文・永久宣旨也」とあり、嘉承年間(一一〇六―〇八)の注文にありとすれば一二世紀初頭の設定となる。「神鳳鈔」では「上分三石雑用卅石」、外宮神領目録では「三石干鯛三十侯」を外宮に供進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android