任意投票制(読み)にんいとうひょうせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「任意投票制」の意味・わかりやすい解説

任意投票制
にんいとうひょうせい

投票するか否かは有権者の自由で,有権者個人の意思にまかされている選挙制度。有権者が投票することを法的に義務づけている義務投票制に対する。イギリスアメリカ,フランス,ドイツや日本などで採用されている。選挙の際の投票率は義務投票制に比べ低くなる。特にアメリカのように,有権者みずからが申請して登録しないと投票できない制度では,投票率はさらに低くなる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android