仮相（読み）ケソウ

デジタル大辞泉

け‐そう〔‐サウ〕【仮相】

かりのすがた。〈日葡〉

か‐そう〔‐サウ〕【仮相】

実在しないものや形。仮の姿。仮象かしょう。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

か‐そう ‥サウ【仮相】

〘名〙 実在しない物や形。実在とはかけ離れた現象。

※哲学階梯（1887）〈今井恒郎訳〉一「抑抑仮相なるものは、一の弁証、一の証明を要せずして、多くは一般の思想に従ひて成立する所の前提を構成す」

け‐そう ‥サウ【仮相】

〘名〙 (「け」は「仮」の呉音) かりのすがた。

※雑談集（1305）一「幻化の人身は是れ仮相也」

出典　精選版 日本国語大辞典