知恵蔵 「代替療法(がんの)」の解説 代替療法(がんの) 医学的に効果が証明されたがん治療法に対して、代替となりうると考えられている未確認治療法。キノコ製剤などの健康食品からワクチンなどを用いたものまで、様々な治療法がある。しかし、代替療法には以下のような問題点がある。(1)治療効果が証明されていない、(2)有効だとする実験的根拠がない、(3)副作用が検討されていない、(4)値段が高いなど。そのため、代替療法にのみ頼るのは危険である。厚生労働省の調査(2002年)によると、45%のがん患者が代替療法を利用し、1カ月当たりの費用は平均5万7000円。 (黒木登志夫 岐阜大学学長 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報