付込む(読み)ツケコム

デジタル大辞泉 「付込む」の意味・読み・例文・類語

つけ‐こ・む【付(け)込む】

[動マ五(四)]
相手弱点やすきに乗じて事を行う。機会抜け目なく利用して自分が有利になるようにする。つけいる。「人の弱みに―・む」
帳面などに仕訳しわけをしないで事項を順々に記入する。「支出を―・む」
事務処理の上で、記入してはいけない余分な金額を書き加える。「帳簿に―・む」
あとを追って居所をつきとめる。
「おせんが帰るに―・み」〈浮・五人女・二〉
座敷などを前もって予約する。
一度逢うた太鼓持ちも、かぎ出して来て―・めば」〈滑・浮世瓢箪〉
[類語]乗じる付け入る足元を見る尻毛を抜く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android