付落(読み)つけおとし

精選版 日本国語大辞典 「付落」の意味・読み・例文・類語

つけ‐おとし【付落】

〘名〙
※妙好人伝(1842‐52)初「此人つねに帳面に向ひ筆をとりて算用するにも専ら念仏するゆゑ算用も違ひ又帳面の附落(ツケオト)しも数多出来」
② (「みおし付落とし」の略) 和船船首材の上棚から細長く突出した部分。みおし前口の延長部にあたる。のぎ。もぎ。〔新造御船木寄寸尺取調根帳(1858頃)〕

つけ‐おち【付落】

〘名〙 帳簿などで、品物数量価格など書き入れるべきものがおちてそのままになること。つけおとし。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第八「惣高は折ふし引汐算用あひ 夕波たたむ帳の付落」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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