付手・着手(読み)つけて

精選版 日本国語大辞典 「付手・着手」の意味・読み・例文・類語

つけ‐て【付手・着手】

〘名〙
帳簿などを記入する人。
浮世草子日本永代蔵(1688)二「金銀の渡し役、入帳の付手(ツケテ)
値段をつける人。
洒落本・南極駅路雀(1789)「干見世で十二文に買った茶碗わ、中通朝市に南鐐八つ片に付人(ツケテ)か有」
③ あとをつける人。尾行する人。
史記抄(1477)一七「つけてをつけて其人居処を知たほどに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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