他念(読み)タネン

デジタル大辞泉 「他念」の意味・読み・例文・類語

た‐ねん【他念】

ほかのことを思う心。余念。「他念なく研究に励む」
[類語]余念他意

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「他念」の意味・読み・例文・類語

た‐ねん【他念】

〘名〙 ほかのことを思う心。ほかの心。余念。他意。他心。
菅家文草(900頃)三・路遇白頭翁「楽在其中憂憤、心無他念筋力
梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇「歌を謡ひても、よく聞かれんと思ふにより、外に他念無くて、罪に沈みて、菩提の岸に到らむ事を知らず」

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