仏法堤経塚(読み)ぶつぽうづつみきようづか

日本歴史地名大系 「仏法堤経塚」の解説

仏法堤経塚
ぶつぽうづつみきようづか

[現在地名]大町町大字福母

おにはな山山系の南山麓に近い標高四〇メートル余りの傾斜面に、仏法堤とよばれている所があるが、その東南部にあたる台地にこの経塚は築成されていたと伝えられる。平安時代後期、嘉保三年(一〇九六)の経塚。昭和一〇年(一九三五)杵島礦業所の拡張工事中に発見され、出土品のみが礦業所に保管されていた。その後同三〇年に調査を実施した(「八六〇年前の仏教文化を秘める青銅製経筒と滑石製経筒外筒」・「大町出土経筒に関する一考察」大磨智・第一号・昭和三〇年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android