今橋一丁目(読み)いまばしいつちようめ

日本歴史地名大系 「今橋一丁目」の解説

今橋一丁目
いまばしいつちようめ

[現在地名]東区今橋一―二丁目

北浜きたはま一丁目の南に東西に延びる両側町で、東の東横堀ひがしよこぼり川に今橋が架かる。「天保町鑑」に「せんば東堀より堺筋まで」とある。明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図町名がみえる。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数二九・役数三八役で、うち年寄分・惣年寄分各一役が無役。年寄は平野屋又右衛門。惣年寄は米屋弥一右衛門(元禄一六年公私要覧)。安政三年(一八五六)には屋敷数二五・役数三八半役で、うち平野屋五兵衛分四役・十人両替天王寺屋五兵衛分二役・会所分一役の七役が無役(同年「水帳」大阪市立中央図書館蔵)。平野屋五兵衛の無役分は、享保飢饉の際貧窮人を救助した褒美として享保一九年(一七三四)に諸役を免除されたもの(文政八年「水帳」大阪城天守閣蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android