人工なぎさ(読み)じんこうなぎさ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人工なぎさ」の意味・わかりやすい解説

人工なぎさ
じんこうなぎさ

人工的に造成した海浜。浸食される海岸保全のためと,海水浴などの海洋性レクリエーションのために造成したものの2種類がある。地方自治体が主体となって,海岸環境整備事業の適用を受けて実施している場合が多い。海浜のほか,護岸,突堤遊歩道,駐車場,便益施設なども併せて整備されている。国内では,東京都葛西海浜公園,大阪府淡輪 (たんのわ) ・箱作 (はこづくり) 海岸,千葉県幕張の浜,横浜市海の公園などが代表的である。海外では,モナコのモンテカルロ海水浴場,アメリカのコネティカット州シーサイドパークビーチ,フランスのカンヌ市クロアゼット海岸などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android