人商(読み)ひとあきない

精選版 日本国語大辞典 「人商」の意味・読み・例文・類語

ひと‐あきない‥あきなひ【人商】

  1. 〘 名詞 〙 人身を売買すること。また、それを業とする人。人買
    1. [初出の実例]「且称人商其業之輩」(出典:近衛家本式目追加条々‐弘長元年(1261)二月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の人商の言及

【勾引】より

…これらによると,人を勾引して売る者が京畿に横行して社会不安となっていた。鎌倉幕府も朝廷から出された禁令をうけて,1226年(嘉禄2)には諸国の御家人らに人商人(ひとあきびと)の召捕りを命じている。その後1290年(正応3)の幕府法になると,人商と称しその業を専らにする者が多いので,その禁止と違反者の面に火印を捺すことを命じている。…

※「人商」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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