亡世語(読み)なきよがたり

精選版 日本国語大辞典 「亡世語」の意味・読み・例文・類語

なきよ‐がたり【亡世語】

〘名〙
① 死んだ後に世間の語りぐさとなること。死後評判
謡曲実盛(1430頃)「仮そめに、現はれ出でたる実盛が、名を洩らし給ふなよ、亡き世語りも恥づかし」
② 生前のできごとについて、死者の魂が語る話。
日葡辞書(1603‐04)「Naqiyogatari(ナキヨガタリ)〈訳〉この世に生きていた頃経験した事柄について死者の魂がする話」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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