井田原山分(読み)いだはらやまぶん

日本歴史地名大系 「井田原山分」の解説

井田原山分
いだはらやまぶん

[現在地名]鹿島町井田いだ

石動せきどう山系の能登側山腹に位置する山村で、西方本村の井田村。熊野くまの川の源流域をなす。延宝七年(一六七九)の井田村御印(井田区有文書)では高一四石、免二ツ二歩。文政三年(一八二〇)の東庄組村鑑(多田文書)によると、寛延二年(一七四九)洪水山崩れにより田地過半荒廃、宝暦年中(一七五一―六四)より引免がなされたが、立行かず百姓が退転したため、寛政三年(一七九一)に本村支配になったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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