井守の黒焼き(読み)いもりのくろやき

精選版 日本国語大辞典 「井守の黒焼き」の意味・読み・例文・類語

いもり【井守】 の 黒焼(くろや)

娼薬(びやく)一つイモリ雌雄黒焼きにして粉末にしたもの。思いをかけた相手にそれと知らせないで振りかけたり、酒に入れて飲ませると、思いがかなうといわれる。
浮世草子傾城禁短気(1711)四「つひに初会にかふした図はない事、若(もし)はゐもり黒焼にてもおふりかけなされたか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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