五重唯識(読み)ごじゅうゆいしき

精選版 日本国語大辞典 「五重唯識」の意味・読み・例文・類語

ごじゅう‐ゆいしき ゴヂュウ‥【五重唯識】

〘名〙 仏語法相宗で説く、万法唯識を観ずるための五段階の観法で、観ぜられる唯識の内容浅深によって五つに分けたもの。
※往生大要抄(1212頃)「法相宗には五重唯識の観に住して、しかも四弘をおこし、六度を行じて三祗劫をへて、仏になると申す也」

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