浅深(読み)せんしん

精選版 日本国語大辞典 「浅深」の意味・読み・例文・類語

せん‐しん【浅深】

〘名〙 (古くは「せんじん」とも)
① 程度の浅いことと深いこと。深浅
※三教指帰(797頃)上「雖浅深有隔、並皆聖説」
ロザリオの経(1623)二「ヨロヅノ モノノ xenjin(センジン) カウゲワ ソノ アツカイヲ スル ヒトニ ヨレル モノ ナリ」 〔礼記王制
② 色などの淡いことと濃いこと。深浅。
※菅家文草(900頃)五・三月三日、同賦花時天似酔、応製「煙霞遠近応同戸、桃李浅深似勧盃」
③ 深いこと。深奥。
歎異抄(13C後)一八法文の浅深(センジム)を心得わけたることも候はねば」

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デジタル大辞泉 「浅深」の意味・読み・例文・類語

せん‐しん【浅深】

《古くは「せんじん」とも》浅いことと深いこと。深浅。「浅深の度合い」

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普及版 字通 「浅深」の読み・字形・画数・意味

【浅深】せんしん

深浅。

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