五小袖(読み)いつつこそで

精選版 日本国語大辞典 「五小袖」の意味・読み・例文・類語

いつつ‐こそで【五小袖】

〘名〙 女房装束一つ小袖を五枚重ねたもの。
たまきはる(1219)「からあやの五こそで」
[補注]小袖は、肌着として身につけた下着で、平安時代の末頃から男女とも公式行事などに重ね着として用い、三つ小袖、五つ小袖の着方が行なわれた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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