二ノ関村(読み)にのせきむら

日本歴史地名大系 「二ノ関村」の解説

二ノ関村
にのせきむら

[現在地名]江刺市広瀬ひろせ

さんせき村の北に位置し、北上高地西端の丘陵に立地。南境を広瀬川が西流し、流域に狭長な平地が開けている。正保郷帳に二関村とみえ、田一一貫九九四文・畑二貫二六〇文、ほかに新田四九三文がある。「安永風土記」によれば田一二貫六九六文・畑二貫六一一文で、一〇貫一〇九文は蔵入、ほかは給所。人頭一六、家数一七・人数九〇、馬一四。三ッ岩山と、御林の田子田たこた山林がある。堤は久右衛門きゆうえもん堤・喜右衛門きえもん堤など七、用水堰は砂子田すなこだ(水掛高一〇貫文余)を利用。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android